ハイドゥーン
温室で見ました。
「ハイドゥーン」はツバキ科。ツバキ(カメリア)属。原産地はベトナム北部~中国南部です。
最近静かなブームになりつつある亜熱帯性のツバキ、ベトナムからやってきた
和名「海棠椿(かいどうつばき)」=「ハイドゥン」です。
ベトナム語で「海棠=Hi Duong」ですが、それをそのまま日本語読みにして、
流通名では「ハイズォン」や「ハイドン」、または「ハイドゥーン」など、
いろいろな名前で出回っています。
黄色い花のツバキでもお馴染みの「金花茶(きんかちゃ)」の系統だそうです。
学名では「カメリア アムプレクシカウリス」、舌を噛みそうな名前ですね。
ベトナムでは旧正月(テト)をお祝いする花として、
北部ではピンクの桃の花(ホアダオ:Hoa dao=桃)
南部では黄色い梅の花(実際は梅とはまったく別種の「ホアマイ:Hoa Mai=梅花の意味」)、
そして「金=お金」に例えて、金柑(きんかん)などが一般に使われるそうです。
日本で言えば門松のお飾りみたいなものですね。
このハイドゥンもちょうどその頃に開花することから、お祝い花や、
古くからハスの花をイメージして仏花として仏壇にも飾られているそうです。
「ガーデナーの雑記帳より一部引用しました」
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