2010年05月05日
テッセン
我が家の花です。例年咲いていますが、今年は肥料をやったりして育てたので大きさが違います。大きいです。
黒くて固い針金のような蔓に、鮮やかな花の色を見せるテッセンは、初夏から夏にかけて使われることの多い花材のひとつです。独特の茎の姿から和名では、「鉄線」の字をあてています。
テッセンの原種の特徴は、黄色味のかかった白い六弁の花のようにみえるガク片の中央に、おしべが多くあり、花糸と呼ばれる葯をささえる柄の部分は、扁平に変形して紫色をしています。
このテッセンは、クレマチス属のひとつで、もともとは中国中部の原産で、わが国には江戸時代初期、十七世紀中ごろに渡米しました。江戸時代における、テッセンの人気は相当なものだったらしく、浮世絵に描かれたり、寺院の天井を飾ったり、着物の柄になったりしています。
しかし、現在私たちが使っているテッセンは、ほとんどがテッセンを含む、カザグルマや、ラヌギノーサ、ヴィティケラなどを交配させた、クレマチス属の園芸品種です。あのバラエティーに富んで見える花は、実は平開するガク片で、ほんとうの花はなくなっているか、または、小形でへら状をしています。花後は花柱が伸びて羽毛のような、きれいな種をつけます。
広い意味でクレマチスとその仲間は、世界に二百~三百種あるとされ、わが国にも野生種が十四種あります。草本と木本の両方があり、草本のほうが多いので、ふつうは宿根草として扱われます。ヨーロッパで作り出されたクレマチスの園芸品種が、わが国に紹介されたのは、明治から大正にかけてです。花言葉は、「高潔」とか「精神的な美しさ」とされています。
いけるには、水揚がりがよくないので、根元を砕いたり、薄荷油につけたりします。
テッセンより引用しました。



黒くて固い針金のような蔓に、鮮やかな花の色を見せるテッセンは、初夏から夏にかけて使われることの多い花材のひとつです。独特の茎の姿から和名では、「鉄線」の字をあてています。
テッセンの原種の特徴は、黄色味のかかった白い六弁の花のようにみえるガク片の中央に、おしべが多くあり、花糸と呼ばれる葯をささえる柄の部分は、扁平に変形して紫色をしています。
このテッセンは、クレマチス属のひとつで、もともとは中国中部の原産で、わが国には江戸時代初期、十七世紀中ごろに渡米しました。江戸時代における、テッセンの人気は相当なものだったらしく、浮世絵に描かれたり、寺院の天井を飾ったり、着物の柄になったりしています。
しかし、現在私たちが使っているテッセンは、ほとんどがテッセンを含む、カザグルマや、ラヌギノーサ、ヴィティケラなどを交配させた、クレマチス属の園芸品種です。あのバラエティーに富んで見える花は、実は平開するガク片で、ほんとうの花はなくなっているか、または、小形でへら状をしています。花後は花柱が伸びて羽毛のような、きれいな種をつけます。
広い意味でクレマチスとその仲間は、世界に二百~三百種あるとされ、わが国にも野生種が十四種あります。草本と木本の両方があり、草本のほうが多いので、ふつうは宿根草として扱われます。ヨーロッパで作り出されたクレマチスの園芸品種が、わが国に紹介されたのは、明治から大正にかけてです。花言葉は、「高潔」とか「精神的な美しさ」とされています。
いけるには、水揚がりがよくないので、根元を砕いたり、薄荷油につけたりします。
テッセンより引用しました。
Posted by ひろぼう at 09:31│Comments(0)
│花、植物