2011年06月23日

アガパンサス

近所でみました。

アガパンサスは百合科。原産地は南アフリカです。

南アフリカ原産の草花で、野生の種は約10種が知られています。アガパンツスと呼ぶこともありますが、単に属名アルファベット表記「Agapanthus」の読み方違いです。園芸品種は300種以上あり、開花時期や草丈などのバラティーに富んでいます。
 冬でも葉が枯れない常緑種と、枯れて休眠する落葉種の2タイプがあります。また、その2つの中をとった性質の種もあり、それらは中間タイプと呼ばれます。地中には茎が肥大して球根のようになった根茎があります。多肉質で水分のたっぷり含んだ太い根をもっています。
 地際から光沢のある細長い葉を何枚も出します。その間から花茎を長く伸ばし、先端に数十輪の花を放射状に咲かせます。開花時期は種によって若干異なりますが、梅雨時期を中心として早いものでは初夏、遅いものは夏~秋です。
 花色は紫、青紫、白などがあります。紫や青紫色は品種によって濃淡の違いがあり、それなりに色彩のバラエティーはあります。大株では花茎を何本も伸ばし、満開時は賑やかです。
 花の形は先端の大きく開いたラッパ型で横向きに咲くものが多いですが、下向きや上向きに花が開くものもあります。草丈は30cmくらいのコンパクトなものから1mを越す大型種まであります。
 広くはユリ科とされていますが、分類体系によってはユリ科から分離されたネギ科に分類されたり、さらにさらにそこから独立したムラサキクンシラン(アガパンサス)科とすることもあります。分類的にはあやふやな点の多い植物です。
 和名は「ムラサキクンシラン」と言いますが、この名前で呼ばれることはまずありません。クンシランは縁もゆかりもない別属の植物で、外見の特徴から付けられた和名のようです。クンシランに姿が似て紫色の花を咲かせるという意味でしょう。
 派手さはないですが、曇天の梅雨空に冴えた色を演出してくれます。


ヤサシイエンゲイより引用しました。


アガパンサス


アガパンサス


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Posted by ひろぼう at 09:58│Comments(0)花、植物
 
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